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火のみえる扉(もう12月) [アート]

 おそろしいことにもう12月。10月の片付けも終わらないうちに、
次に向けた動きも始めざるを得なくて、しっちゃかめっちゃかのここしばらく。

 藤沢・町中アートめぐりは記録DVDのまとめがもう少し、それに伴った
事務作業も残っている。来年も継続の方針のため、既にその準備にも目を
配らねばならない。
 もうひとつは物理的問題だが、仏像展の帰って来た作品が片付けきれていない。
結局アトリエを少々本腰入れて整理しないことには収まりきれないのだが、さて、
何時から手をつけられるものやら・・・?

 そんななかの大きなできごと。自分が指導しているこども達向け教室の中でも、
一番の長きに渡り続けている場所は茅ヶ崎市にある高砂幼稚園。
その園長でいらした中村武男先生が11/22、御歳94でご逝去なされた。
この夏の酷暑も御身体にこたえられただろうと推察するが、秋の深まりとともに
ご様子に変化が見られ、心配していたところ、17日に風邪をこじらせたと
入院されて間もなく・・・。全く急なことであった。
 私はこの幼稚園では普段の保育中の絵画指導等にも定期的に関わったり、
コンクールのための対応などにもあたりつつ、課外には教室をかりて
希望するこどもたち対象の教室を続けている。不安定な美術家稼業の身にとっては
こうした場をいただけていることは本当に有り難いことで、日頃からそれには
可能な限り報いていきたいと考えている。
 またそれは同時に、自分自身が絵の好きなこどもだったことが今に至る出発点であり、
今後の美術、あるいはよりひろく芸術・文化の環境全般においても、次世代教育の
重要性は言うまでもない。その意味でこの取り組みは可能性も責任も多大であるが、
基本的にやりがいと豊かさを感じている。
 そうした私なりの関わり方を理解し、あたたかい眼差しで寛容に指導を任せて
いただいたご恩は決して忘れることはできない。日頃から園内には季節の花、
植物が絶えることなく、また自ら畑を造られてこどもたちに季節の野菜を収穫させたりと
常に「地にあしのついた」指導を実践されていたことが強く記憶されている。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
 
 ここのところ、自らが藤沢での企画に携わったこともあって、地域とのかかわりで
行われる美術展は良く見ておきたいと思う。とは言え時期的、距離的、おまけに
金銭的なこともあって、瀬戸内や愛知は行けず終いで悔やまれるのだが・・・。
ある意味ではああした大規模なものでない方が直接の参考にはなることもあって、
27(土)日はここ3年続けて、埼玉で毎年9月に行われた県内各所での展覧会、
美術イベントを結び、それらの紹介をマップにまとめ、またデータベース化しての
対象化とその活性化に尽力されている創発(代表・松永康さん)の今年の報告会を
聴きに埼玉県立近代美術館へ、講堂で順次行われたP−ポイントでの各参加者の報告を
うかがっていると、埼玉と神奈川の地域による類似と差異を改めて認識できることが
大きい。どちらも「江戸ー東京(首都)」の周辺には違いないが、海に面し港も開け
(横須賀、横浜)、都の西側(つまりその昔の上方方面)に位置し、それもあって
鎌倉幕府も置かれたであろうことなどから、一般的には洗練度は高いと思われている
神奈川で、それも強ち間違いでもないのだが、それ故地域ごとの特殊性と格差は甚だしく、
今日の日本の平均的な都市郊外型社会の縮図として、美術との関係についての評価や
平均値の推定を試みることが難しい情況にあるのではないか?と感じさせられた。
その点埼玉各所で行われた各催しとその全体像の提示は遥かに問題点と利点や可能性を
垣間見せてくれもした。懇親会も久しぶりに松永さんはじめ、本多真理子さんや
高草木裕子さんらと、更に新たに出会えた方々ともご一緒できて楽しいひと時だった。

火のみえる扉.jpg

 「火のみえる扉」/サンフラワー紙、ボールペン(青)、水性色鉛筆

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